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生まれ変わりって信じますか?
ロンドンは晴れ。
最高気温は20℃、最低が10℃。
気持ちよい青空に恵まれたロンドン。

今日の記事は、ちょっと不思議なお話を。
かなり長いです。覚悟してください~。
写真は今朝のウノ君のお散歩です。

皆さんは生まれ変わりって信じますか?

昨晩、ベッドに入ってからしばらくすると、頭のなかに、昔飼っていた犬のことが思い浮かんできました。
一番最初に飼った犬、タロウ君。
「友達のうちの犬と遊んだよ。」「誰々が犬を買って貰ったんだって。」
「スーパーの前にペットショップが来ていて、犬小屋を買うと犬がもらえるんだって。」
などと情報を仕入れては、母親に犬を飼いたいことをアピールしていたうのまま。
それでも、犬を飼うことをなかなか承知してくれずにいたのです。

確か、小学校4年生だったか、うのままの誕生日のときに、
父親が子供3人連れてペットショップに連れて行ってくれたのです。
辺りは既に暗かったので、お店が閉まるぎりぎりの時間だったかもしれません。
お店の中には、3匹ほどの柴犬の子犬たちがいました。
可愛いな~と子犬たちのじゃれている様子をみんなで見ていると、
お店の人が、「今日、とってもいい子犬が来たんだよ。まだお店には出していないんだけどね。」
と話しかけてきたのです。
お店の人の後をついて、裏口のそばに行くと、黒い小さなケージの中に、
子犬らしいモゾモゾと動く物体が薄明かりの中見えました。
お店の人が、ケージからゆっくりその動く物体を取り出し、父親にそっと渡しました。
父親が抱きかかえたままお店の中に入ると、その物体が赤茶色をした丸々と太った
柴犬の子犬だということが分かったのです。
顔を見ると、鼻と口の周りが真っ黒く、ひょうきんな顔をしています。
子犬の顔に自分の顔を近づけると、甘いミルクのような匂いがしました。
子供達3人はもちろん、父親もこのひょうきんな顔をした子犬のことが気に入ってしまったようです。
4人で、どうしようか?ママとおばあちゃんになんて説明しようか?と家族会議を開いていると、
お店の人が、こういうのです。
「今晩おうちに連れて行って相談するのがいいよ。」

そして、子犬を連れてうちに帰ってきたのです。
うちに帰ると、母親が、「どうしたの?」と目を丸くして子犬の顔を見ています。
「ペットショップから借りてきたの。」と返事をしていると、おばあちゃんがやって来て、
「あらぁ、可愛いわね~。」と。
なんだか、うちに帰ってきてから相談したのか、しなかったのか、
成り行きはいつの間にか飼う事になっていました。

こうやって家族の一員になったタロウ君。
家の周りは塀に囲まれていたので、タロウは放し飼い。
庭全体を自分のスペースにしていました。
ただ、問題は、お客さんが来たときなど門扉を開けるたび脱走していたこと。
特に、動作の遅いおばあちゃんのお友達が門扉を開けると、その隙を狙って、一目散に脱走。
おばあちゃんのお友達も、「タロウ、早く帰って来るんだよ。」と送り出す始末。
そんな脱走癖のあったタロウ君。
いつも2,3時間すると、家に必ず帰ってきていました。
たまに、学校帰りと、タロウの脱走帰りの時間が合うこともあり、そんなときは、
一緒に家まで戻ったことも。

タロウ君、またいつものように、脱走した日がありました。
しかし、タロウはいつものようにうちに戻ってこないのです。
夜になっても戻らないので、母親の車に乗り込み、近所をゆっくり走ってもらい、
「タロウ、タロウ~!!」と呼びながら、探して周りました。

タロウが居なくなってから2,3日後、母親が、お昼時間が終わった頃、学校に来たのです。
そして、こういうのです。
「タロウが見つかったよ、でも死んじゃったよ。」と。
頭の中が真っ白になりました。
まだ授業はあったけれど、先生に、「犬が死んじゃったからうちに帰っていいですか?」と
聞いたことまでは覚えています。
家に帰ってくると、家のガレージのところに、タロウが横たわっているのが見えました。
触ると、まだなんとなく暖かくも感じました。
どうして死んでしまったのかと聞くと、交通事故のようだと。
今朝、近所の人から連絡があり、数日前から、うちの軒下に犬が入り込んでいるけれど、
もしかしてお宅の犬か?と。
慌ててそのうちに行ってみると、タロウがもう息を引き取ったあとだったと。
道路から、そのうちの軒下までは、何十メートルも離れていて、
なぜ、そんなところに入り込んでしまったのか。。。
もう少し早く迎えに行く事ができたら、間に合ったかもしれない。。。。
涙が溢れて止まりません。
生まれて初めて経験した身近な『死』。
タロウのことを思い、何日も何日も泣いていました。
そんなうのままを見かねて、姉が、自分のお小遣いでタロウの子犬の頃に良く似た
ぬいぐるみを買ってきてくれました。

このタロウの後に犬を何匹も飼っているのですが、タロウに対してはなぜか特別の思いがあるのです。
そんなタロウのことを考え昨晩は眠りについたのです。
そして、今朝、ウノ君がソファーに座ってうのままの顔を見ているとき、その瞳がタロウの瞳と似ている
気がしたのです。
昨晩、考えていたからそう見えたのですが。
ウノ君の目を見ながら、そういえば、ウノ君がお散歩しているとき、よく自分が先に歩いて行くと、
必ずうのままの方を振り返り、ちゃんと付いて来ているか確認したり、
そのときの表情が、どこかいたずらっ子のようなタロウが脱走していくときに振り返りながら
見せていた表情に良く似ているな、と。
大きな口を開けて笑うときの表情も。。。。
うのままは、ウノ君に問いかけてみました。
言葉でいうよりも、頭の中でイメージした方が伝わりやすいかと思い、タロウの姿を思いながら、
「ウノ君は、タロウの生まれ変わり??もしも生まれ変わりだったら、うのままに教えて。
その答えがYesだったら、うのままの鼻の頭を舐めてみて、」と聞いてみたのです。
すると、ウノ君が、ペロペロペロとうのままの鼻を舐めたのです。
「とってもタイミングが良かったけれど、偶然とも思えるから、もう一回聞くよ。
ウノ君は、タロウの生まれ変わり?」とウノ君に問いかけたのです。
ペロペロペロ、、、、とノンストップにうのままの鼻を舐めるのです。
なんだか、「ようやく気が付いたの?3年半も一緒に居て気が付かないなんて鈍感なんじゃないの。」と
言われているかのように。

生まれ変わり、そんなことってあるのかな。
でもあったら嬉しいな。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
みなさんは生まれ変わり、信じますか?
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今日の記事は、ちょっと不思議なお話を。
かなり長いです。覚悟してください~。
写真は今朝のウノ君のお散歩です。

皆さんは生まれ変わりって信じますか?


昨晩、ベッドに入ってからしばらくすると、頭のなかに、昔飼っていた犬のことが思い浮かんできました。
一番最初に飼った犬、タロウ君。

「友達のうちの犬と遊んだよ。」「誰々が犬を買って貰ったんだって。」
「スーパーの前にペットショップが来ていて、犬小屋を買うと犬がもらえるんだって。」
などと情報を仕入れては、母親に犬を飼いたいことをアピールしていたうのまま。
それでも、犬を飼うことをなかなか承知してくれずにいたのです。

確か、小学校4年生だったか、うのままの誕生日のときに、
父親が子供3人連れてペットショップに連れて行ってくれたのです。
辺りは既に暗かったので、お店が閉まるぎりぎりの時間だったかもしれません。
お店の中には、3匹ほどの柴犬の子犬たちがいました。
可愛いな~と子犬たちのじゃれている様子をみんなで見ていると、
お店の人が、「今日、とってもいい子犬が来たんだよ。まだお店には出していないんだけどね。」
と話しかけてきたのです。
お店の人の後をついて、裏口のそばに行くと、黒い小さなケージの中に、
子犬らしいモゾモゾと動く物体が薄明かりの中見えました。
お店の人が、ケージからゆっくりその動く物体を取り出し、父親にそっと渡しました。
父親が抱きかかえたままお店の中に入ると、その物体が赤茶色をした丸々と太った
柴犬の子犬だということが分かったのです。
顔を見ると、鼻と口の周りが真っ黒く、ひょうきんな顔をしています。
子犬の顔に自分の顔を近づけると、甘いミルクのような匂いがしました。
子供達3人はもちろん、父親もこのひょうきんな顔をした子犬のことが気に入ってしまったようです。
4人で、どうしようか?ママとおばあちゃんになんて説明しようか?と家族会議を開いていると、
お店の人が、こういうのです。
「今晩おうちに連れて行って相談するのがいいよ。」


そして、子犬を連れてうちに帰ってきたのです。
うちに帰ると、母親が、「どうしたの?」と目を丸くして子犬の顔を見ています。
「ペットショップから借りてきたの。」と返事をしていると、おばあちゃんがやって来て、
「あらぁ、可愛いわね~。」と。
なんだか、うちに帰ってきてから相談したのか、しなかったのか、
成り行きはいつの間にか飼う事になっていました。

こうやって家族の一員になったタロウ君。
家の周りは塀に囲まれていたので、タロウは放し飼い。
庭全体を自分のスペースにしていました。
ただ、問題は、お客さんが来たときなど門扉を開けるたび脱走していたこと。
特に、動作の遅いおばあちゃんのお友達が門扉を開けると、その隙を狙って、一目散に脱走。
おばあちゃんのお友達も、「タロウ、早く帰って来るんだよ。」と送り出す始末。
そんな脱走癖のあったタロウ君。
いつも2,3時間すると、家に必ず帰ってきていました。
たまに、学校帰りと、タロウの脱走帰りの時間が合うこともあり、そんなときは、
一緒に家まで戻ったことも。

タロウ君、またいつものように、脱走した日がありました。
しかし、タロウはいつものようにうちに戻ってこないのです。
夜になっても戻らないので、母親の車に乗り込み、近所をゆっくり走ってもらい、
「タロウ、タロウ~!!」と呼びながら、探して周りました。

タロウが居なくなってから2,3日後、母親が、お昼時間が終わった頃、学校に来たのです。
そして、こういうのです。
「タロウが見つかったよ、でも死んじゃったよ。」と。
頭の中が真っ白になりました。
まだ授業はあったけれど、先生に、「犬が死んじゃったからうちに帰っていいですか?」と
聞いたことまでは覚えています。
家に帰ってくると、家のガレージのところに、タロウが横たわっているのが見えました。
触ると、まだなんとなく暖かくも感じました。
どうして死んでしまったのかと聞くと、交通事故のようだと。
今朝、近所の人から連絡があり、数日前から、うちの軒下に犬が入り込んでいるけれど、
もしかしてお宅の犬か?と。
慌ててそのうちに行ってみると、タロウがもう息を引き取ったあとだったと。
道路から、そのうちの軒下までは、何十メートルも離れていて、
なぜ、そんなところに入り込んでしまったのか。。。
もう少し早く迎えに行く事ができたら、間に合ったかもしれない。。。。
涙が溢れて止まりません。
生まれて初めて経験した身近な『死』。
タロウのことを思い、何日も何日も泣いていました。
そんなうのままを見かねて、姉が、自分のお小遣いでタロウの子犬の頃に良く似た
ぬいぐるみを買ってきてくれました。

このタロウの後に犬を何匹も飼っているのですが、タロウに対してはなぜか特別の思いがあるのです。
そんなタロウのことを考え昨晩は眠りについたのです。

そして、今朝、ウノ君がソファーに座ってうのままの顔を見ているとき、その瞳がタロウの瞳と似ている
気がしたのです。
昨晩、考えていたからそう見えたのですが。
ウノ君の目を見ながら、そういえば、ウノ君がお散歩しているとき、よく自分が先に歩いて行くと、
必ずうのままの方を振り返り、ちゃんと付いて来ているか確認したり、
そのときの表情が、どこかいたずらっ子のようなタロウが脱走していくときに振り返りながら
見せていた表情に良く似ているな、と。
大きな口を開けて笑うときの表情も。。。。
うのままは、ウノ君に問いかけてみました。
言葉でいうよりも、頭の中でイメージした方が伝わりやすいかと思い、タロウの姿を思いながら、
「ウノ君は、タロウの生まれ変わり??もしも生まれ変わりだったら、うのままに教えて。
その答えがYesだったら、うのままの鼻の頭を舐めてみて、」と聞いてみたのです。
すると、ウノ君が、ペロペロペロとうのままの鼻を舐めたのです。
「とってもタイミングが良かったけれど、偶然とも思えるから、もう一回聞くよ。
ウノ君は、タロウの生まれ変わり?」とウノ君に問いかけたのです。
ペロペロペロ、、、、とノンストップにうのままの鼻を舐めるのです。
なんだか、「ようやく気が付いたの?3年半も一緒に居て気が付かないなんて鈍感なんじゃないの。」と
言われているかのように。

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