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英国のパピーブーム
ロンドンは曇り時々雨、最高気温は11℃、最低気温は7℃です。

パンデミックになって早1年。最初のロックダウンが昨年3月25日からでしたので、もうすぐ1年に
なろうとしています。
ロックダウンの影響で英国はパピーブームとなっています。
この10日間ほどでBBCで取り上げていた子犬に関連したニュースは2度ほど。
どちらも明るいニュースでは無いのが残念ですが。
10日程前のニュースは、1千万円相当の子犬たちをアイルランドから英国に違法に輸入しインターネット
のサイトで販売し起訴された業者のニュース。
数日前のニュースは、悪質な子犬繁殖・販売業者の詐欺にあった被害件数が昨年の最初のロックダウン
から現在までの1年間で6000件以上、被害総額は日本円で3億6千万円程に及ぶというもの。
このような状況になった背景には、昨年からロックダウンになり、在宅勤務へと切り替わり、
今まで犬を飼うことを諦めていた人たちがペットを飼える状況になり子犬を求める人の数が急増。
ライセンス保持のブリーダーが繁殖できる数にも限りがあり、またロックダウン中の繁殖を控えている
ブリーダーもおり、需要と供給のバランスが崩れ、子犬を求める需要を埋めるかのようにパピーファーム
(劣悪な環境で大量繁殖)業者が子犬をインターネットで高額販売していたり、海外のパピーファームから
子犬を英国に持ち込みインターネットで販売するケースが増加。
また子犬の生体価格が高騰している状況の今、繁殖を始める一般の人の数も増加しています。
ケネルクラブの最新の調査によると、パンデミック中に子犬を購入した4分の1が調査を殆どせず購入、
5人に2人以上がロックダウン中の相棒として購入し、そして彼らの犬がロックダウン解除後の生活
習慣に合うかどうか分からないと回答。
また子犬の購入者の4人に1人がパピーファームからうっかり購入した可能性があるとのこと。
5人に1人が犬を飼うことに伴う長期的な取り組みや責任を十分に考慮していなかったと認めており、
18%は仕事に戻ったときに犬の世話をする方法が分からないと回答。
実際子犬を飼う前にこれらを考慮に入れていたと答えたのは52%。
22%が他の犬や人に会う時を含め、ロックダウン制限による社会化と行動に懸念を抱いており、
犬を飼う前に子犬のトレーニングを研究したのは45%。
ロックダウン中の子犬関連ニュースは悲しい内容が目立つのですが、一方で子犬を迎えたことで
幸せに感じているという人も数知れず、幸せに過ごしている、そして過ごして行くであろうワンちゃん
も数多くいます。
動物たちが人間に振り回されることなく、幸せな生涯を送れるよう願うばかりです。
クリックありがとう♪


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